シンプルだからこそ美しい「白磁」 (Page1)
白磁とは、胎土と釉薬と焼成の研究による、作家特有の「白」が特徴で、その白さが、形そのものの持つ美しさを一層引き立てます。
光沢の微妙な変化が、見る角度によって異なる表情を生み出し、上品で繊細な印象を与えます。
【有田陶芸協会作家に見られる主な技法】
・ろくろ造形 ・陰刻/陽刻 ・象嵌 ・面取り ・線刻 ・変形 ・鎬(しの)ぎ ・型打ち ・板づくり
【白磁を主に作陶する作家】
(Page1)・井上萬二 ・奥川真以子 ・嶋田敏生 ・庄村久喜 ・中尾純 ・中尾恭純
(Page2)・中村清吾 ・中村慎 ・長友薫徳 ・西山正 ・松尾勝也 ・山口幹彦
井上 萬二
INOUE Manji
(1929,3.24~) 井上萬二窯
・有田陶芸協会顧問
・重要無形文化財保持者
磁器は高度な技術を用い、多年に渡る修練によって成り立つもので一朝一夕に出来るものではありません。また、技術はあっても想像するセンスがないといけない。その逆も然りで想像と技術が相まって白磁は成り立ちます。蓄積された技術と感覚をもって、白磁の原点である造形の美を今も追求し続けています。
https://manjiinoue.com/
「白磁渦文壺」 井上萬二
奥川 真以子
OKUGAWA Maiko
(1975,3.31~)
・有田陶芸協会会員
・日本工芸会本会員
白磁に色釉を使った彩磁の技法で花を描き銹釉を掛けた銹地では、花をイメージしてフォルムを作ってます。
どちらも有田の伝統技法ですが、今の時代を意識してモダンになるように心がけています。
https://www.instagram.com/maiko_okugawa/
「彩カラー文鉢」 奥川真以子
嶋田 敏生
SHIMADA Toshio
(1946,7.11~) 工房ラハイム
・有田陶芸協会会員
帰国してから旧約聖書の世界を有田の磁器を通して表現を試みています。
早30年以上この路線に沿って作り続けさせております。
「空白の経典」 嶋田敏生
庄村 久喜
SHOUMURA Hisaki
(1974,11.10~) 晩香窯
・有田陶芸協会会計
・日本工芸会本会員
独自で創り出したシルクのような滑らかで温かな白磁。
その白磁に宿る静寂と美しさは、観る人の心を静かに包み込みます。
その優美で美しい白磁で、五感を満たし安らぎを与えるような作品を創り続けています。
https://www.bankougama.com/
「白妙彩磁壺」 庄村久喜
中尾 純
NAKAO Jun
(1977,10.14~) 中仙窯
・有田陶芸協会会員
・日本工芸会本会員
磁器土の素材としての可能性を追求し、磁器土の持つ特性を活かす事を大切に考えながら作陶しています。
その中で自分の追い求める形を稜線や面などで表現しています。
https://www.nakaojun.com/
「白磁面取線彫花器」 中尾純
中尾 恭純
NAKAO Yasuzumi
(1950,3.18~) 中仙窯
・有田陶芸協会運営委員
・日本工芸会本会員
白磁だけでなく、自分独自の作品を追い求めて、生地にカッターで切り込みを入れて文様を表現する方法を考えました。極小刃物を使ってのカットによる彩色象嵌と、木綿針を使って表面に点刻を施し、彩色する点刻象嵌があります。
https://www.nakaojun.com/
「彩色象嵌壺」 中尾恭純
